歴史学科 文化遺産学専攻

歴史学科 文化遺産学専攻

歴史学科 文化遺産学専攻

龍谷大学文学部は、時代に合わせて学部教育の改革に取り組んできました。このたび、歴史学科のさらなる充実をはかるため、2016年度より「文化遺産学専攻」を開設しました。
文化遺産学専攻では、文化遺産を将来に守り伝える技術と方法を修得し、研究者や学芸員だけでなく地域の文化的ツールを活用できる人材を育成します。文化財の調査・研究、その保存と活用を行うための専門教育を通して、仏教美術・寺院建築・考古資料などに向き合い、「建学の精神」を体現した感受性の豊かな専門家を養成します。

(写真資料はすべて龍谷大学大宮図書館蔵)


文化遺産学専攻の紹介動画はこちら

  • 学びのポイント
  • カリキュラム
  • 学びのステップアップ
  • 学科の特徴
  • 教員・学生メッセージ

学びのポイント

学びの特色

「物(もの)」から学ぶ

龍谷ミュージアム・大宮図書館・考古学資料室の資料を中心に、遺跡や寺院等のフィールドワークを通して実践的に学びます。

フィールドワーク

「物(もの)」を残す

 彫像や絵画をはじめ歴史に関連する資料を機器によって詳細に分析し、修理・保存・保管のための技術と方法を学びます。また、デジタル情報としても活用していきます。近年、経年劣化に加えて、自然災害の被災によって損傷した文化財のレスキューが差し迫る課題となっています。こうした課題に対応できる専門技術者の育成を図ります。

「物(もの)」を活かす

 「物(もの)」を通して、文化の根本を問う歴史学研究法を学び、その成果を展覧会などで公開し、歴史を伝える専門的知識を習得します。
文学部卒業生が関わる博物館・資料館・行政機関・寺院などと連携し、調査・研究を行い、研究成果を発表し、交流の場を設け、積極的な文化遺産の活用の方法を学びます。

歴史学科 文化遺産学専攻


カリキュラム

現代まで引き継がれてきた歴史遺産を分析し、
将来に残し活用する技術と方法を実践的に習得します。

学びのステップアップ

歴史学科 日本史学専攻 4年生

学科の特徴

考古学実習 ~京都の歴史を発掘する~

考古学の基本技術を実践的に学びながら、地域に残された遺跡(遺構・遺物)を資料化する野外学習を行います。予備学習では、各種の地図や写真、図を使って考古資料や文化財の情報収集を行う等、地域史構築の方法や課題を設定します。そして資料館、博物館の見学で実物に触れる機会をもちながら考古資料と地域史との関係性を考えます。実践学習では、地形や遺跡を図や数値で記録するための測量学の基本技術について機器を使って学修します。また、大学所蔵の各種出土品を利用した遺物の整理、パソコンを使った図化作業、報告書編集作業という一連の整理・報告書作成過程を学びます。原則、夏季と春季の2回、野外調査に出かけます。対象としている地域は京都市域です。市域にある古墳、城跡、寺院跡等、地下に埋蔵された文化財の発掘や測量調査を行い、その成果は地域内施設での展示等で市民に還元します。大変ですが、やりがいのある実習になるはずです。


文化財学概論

人間の思考が介入する所産である文化、すなわち言語、芸術、技術、宗教、科学等に関わる文化遺産の調査、研究を通して歴史学を学びます。文化遺産としての形態は(1)文字資料(2)文字以外の資料として①絵画、彫刻、工芸品などの遺品(有形文化財)②伝承文化(無形文化財)があります。これらの資料の調査や研究方法を学んで、新たな価値を発見する歴史学を探求していきます。特に、地域社会に存在する寺院の仏像、絵画や金石文、古文書、民俗資料等の文化遺産の基礎資料の調査を学びます。その文化遺産を通してさまざまな角度から歴史を読み解いていきます。各地の文化遺産により学術的、芸術的、あるいは精神的に多くの人々が恩恵を受けているのです。


教員メッセージ

國下 多美樹 教授
國下 多美樹 教授

考古学、博物館学、美術史学(建築史学含む)の3学から文化遺産の保存・活用を考える。

日本各地には、さまざまな文化遺産が残されています。遺跡、古建築のほか、土器、陶磁器、青銅器などの考古資料、古文書、典籍、金石文、仏像、絵画、民俗資料などの歴史資料など。これらの物(もの)は、時代や地域によって材質や形、性格が少しずつ異なる点で特性を有しています。文化遺産学は、フィールドワークと座学によって「物(もの)」を観察・分析・記録し、その歴史的意義を考えます。さらに、機器を使って保存のための技術と方法を学びます。学びの成果は、展示会など社会的・実践的学修の経験を通して、地域の遺産としての活用を考えます。是非、多くの学生諸君がこの一連の学修を経験し、各地に残る文化遺産の保護・活用に携わっていただくことを願っています。


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