授業紹介

“本物”に囲まれて学ぶ環境で、人類の叡智を実感し未来へ継承していく

7学科6専攻からなる文学部では、それぞれの専門領域にかんするバラエティに富んだ授業を数多く展開しています。また、各種資格取得に必要な科目も開講しています。こちらでは、そうした授業のいくつかを紹介します。

講義概要一覧

学科専攻 科目名 内容
真宗学科 真宗学概論A
親鸞が明らかにした浄土真宗の教義、すなわち阿弥陀仏の救済体系とその事実について講義します。浄土真宗は大乗仏教の根本精神が浄土教的に表現されたものです。その意味で阿弥陀仏の救済は大乗仏教を根底として成立しますが、浄土真宗の教学は他の大乗仏教の流れをくむ教学と比較すると多大な相違があります。親鸞の開示した浄土真宗とは具体的にどのようなものなのかを論じていきます。
仏教学科 仏教学特殊講義
-中央アジア美術史-
パキスタンやアフガニスタンのガンダーラ美術、バーミヤーン、ウズベキスタン、そして中国新疆(西域南道と北道)から敦煌に至るまでの中央アジア美術の通史を、仏教美術を中心として講義します。遺跡・作品を軸に、豊富な画像データを用い、また龍谷ミュージアムで実物の展示品に接しながら、中央アジア仏教美術の様相を学びます。美術や造形作品を通して、そこに表現された仏教の思想や、その背景をなす多様な民族性・社会性を考えていきます。
哲学科
哲学専攻
哲学概論 哲学の諸問題を、ギリシア哲学から始めて、近現代における哲学の展開を追求しながら論じていきます。特に17世紀における(自然)科学の成立状況を説明し、その上で科学の条件と限界を考えていきます。同時に、「こころ(私)の存在」・「心の諸問題」についても考察します。最後に、「科学および技術と人間の関係」について論じたいと思います。
哲学科
教育学専攻
教育学概論 教育は生涯にわたって誰もが経験する身近な行為ですが、一方で教育についての考え方や価値観は人によって差があります。授業ではどのようにして学校教育が成立したのかを確認し、学校の文化的、歴史的意味を考えます。さらに、学力問題や子どもの権利をどう保障していくのかといった、現代社会における教育の諸問題を受講生同士で話し合いながら、客観的、具体的に理解していきます。
臨床心理学科 臨床心理学基礎演習I 臨床心理学にとって重要なことの一つは「グループでの活動を行うこと」です。人と対話すること、傾聴すること、会話に参加することなど日常的な行動です。演習では、より高度なスキルを意識的に使えるようになることを目的とします。様々な場面における客観的な観察、対応の具体的な方法、コミュニケーション能力の向上を目指し、臨床心理学的な立場から演習を行い、学術的に整理を行います。
歴史学科
日本史学専攻
日本史学特殊講義(F)A 古代都城遺跡をとりあげ、律令国家形成過程を考えます。日本古代の都城は、律令国家形成過程と歩みをそろえます。古墳時代の王宮から飛鳥に宮殿が定まるまで、条坊制を有する藤原京以降の都城における考古学・文献史学の成果を学びながら、古代都城研究の成果と課題を明らかにします。
歴史学科
東洋史学専攻
東洋史概説I 中国の歴史のなかの古代・中世の時代を取り上げ、その歴史の流れを理解するとともに、アジア全体への視野を広げることを目指しています。南北朝時代と隋唐時代をとりあげ、分裂から統一への過程を概観したりします。中国についての基礎知識、新しい研究の動きを学ぶとともに、歴史的なものの見方を身につけ、中国をその歴史から理解し、自分で考え、判断する力を養います。
歴史学科
仏教史学専攻
日本仏教史 仏教の教え自体は、時代や地域を超えた普遍的な方向性を持つものではありますが、それを信奉する仏教者や教団が社会的・歴史的な存在である以上、これらを取り巻く時代状況に影響を受けたり、逆に時代に影響を与えてきたことは明らかな事実です。時代や状況を超えて一貫して揺るがない仏教の普遍的な契機と、時代状況に対応して変化していく側面、この双方に視点を置くことで、日本の仏教史の全体象を把握していきます。
歴史学科
文化遺産学専攻
考古学実習 文化遺産学専攻の一分野、考古学は過去に人類が残した「もの」から歴史を構築する学問です。考古学実習では、考古学の対象となる遺跡(遺構・遺物)の資料化、保存、活用のための技術と方法を実物に即して実践しながら学びます。具体的には遺跡の発掘を行うために必要な遺跡の測量法(トラバース測量・水準測量・平板測量)、出土品の整理のための遺物観察法、分類法、実測法、調査報告書作成のための基礎知識を実物に即して実習します。これまでに京都の古墳や城跡、寺院を対象に地道な調査を重ねてきています。博物館、資料館、埋蔵文化財センター、文化財行政など考古学の専門分野を生かした職種では、専門知識とともにモノを観察し調査記録する技能と経験が不可欠になっています。
日本語
日本文学科
近代文学講読(A)A 私たちは〈戦後〉、あるいは「〈戦後〉文学」という言葉をどのように理解すればよいのでしょうか。こうした問題について、戦後占領期(1945~52年)に発表された文学作品のうち、特に戦争と密接な関係を持ち、戦中戦後の連続性を描いている小説を読解しながら考えます。この作業は、〈戦後〉に生きる私たち自身の立脚点を問うことにもつながるはずです。
英語英米文学科 英文学史 最初に英国史の復習をします。次に、数ある英文学の作品の中から代表的なものを拾い出し、その内容や背景を紹介しながら、ダイジェストで原文を読んでいきます。その際、映像化された作品に関してはできるだけDVDも活用し、内容が印象に残るよう工夫します。1年間授業を受けた後で、英文学が同時代の政治、社会、文化からどのような影響を受け、どのような軌跡を辿ってきたかが理解できるようになります。

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