日本史学専攻 教員

藤原 正信 教授

藤原 正信 教授

日本史学専攻
専門分野 : 日本近現代史

研究内容についてお教えください

福沢諭吉・島地黙雷の事績や明治政府の政策などを検討することを通して、日本近代の政治と宗教の関係を明らかにしたいと考えています。近代化過程における国民統合のあり方と個々人の自由との関係について、かつて高名な歴史学者が宗教をそのリトマス試験紙に譬えましたが、当該期の宗教のありようが人間の尊厳の自覚をもたらすか否かを決定すると言っても過言ではありません。近年この分野の研究は結構盛んですが、その究明によってこそ日本近代社会の特質が検証できると思います。


現在の専門分野・研究内容のどのような点に魅力を感じますか

歴史学研究のなかで、最も現在に直接的な関わりをもっている時代を研究する緊張感が、〝魅力〟といえば〝魅力〟です。あらゆる分野がそうでしょうが、特に政治と宗教がテーマだけに、研究者それぞれが拠って立つところのバイアスが、問題の立て方はもちろん、史料の取捨や分析の方法をも規定しかねません。しかし、人文科学であろうとする姿勢を堅持しつつ、独自の問題意識に基づく仕事が論文などのかたちとして結実するときは、それなりの充実感があります。

藤原 正信 教授2


龍谷大学文学研究科の優れている点をお教えください

公式には、「各専攻領域に関わる文献資料・史料に依拠し、確固たる基礎学力を基盤として独創的かつ精緻な研究を継承発展させ……学術の振興と文化の発展に寄与すること」ができる、ということでしょう。 しかし、必ずしも専門性を発揮する職業人にならない場合にも、院生の各々がそれぞれの研究と人間探求を基礎づける建学の精神とによって、学問の実践主体として成長してゆける環境が整っていることだと思います。

教員・院生の関係について

通常は適度な緊張関係であろうと思いますが、コンパの時などにはそれが若干弛緩しているらしいことを後で耳にすることがあります。

文学研究科への進学を考えている人に向けて一言

卒論が失敗作だったという自覚があり、奨学金を申請するなどして就学実現のために本人が成すべき努力ができる人は、専門課程をもう2年ぜひ付け増してみてはいかがでしょうか。卒論でようやく自前で勉強することを始めたのに、そこで終わるのは実にもったいないと思います。

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