- 教員氏名
- 岩田 真美 准教授
- 専門分野
- 真宗学
近世・近代の真宗教学史の研究をしています。浄土真宗の教学が、その時代の社会や諸思想などの影響を受けながら、どのように展開していったのか、本願寺教団の動向を中心に研究しています。とくに近世から近代への展開、現代とのつながりを視野に入れながら、アプローチを試みています。近年はジェンダーの視点から女性と仏教の問題にも関心があり、研究の幅を広げていけたらと思っています。
近年、近世仏教や近代仏教に関する研究は盛んになっており、隣接する諸分野、例えば宗教学、仏教学、社会学、歴史学、思想史学などの研究者たちとも対話をしながら、研究を進められるところに面白さを感じています。新たな可能性を発見できたり、刺激を受けることも多くあるので、さまざまな研究者との対話を大切にしながら、研究に取り組んでいます。
もともと真宗と他宗教との宗教間対話や比較思想に関心があったのですが、博士論文において幕末から明治期における真宗の護法論を取り上げ、真宗とキリスト教との対論を扱ったことから、近世や近代の真宗教学史の研究に関心を持つようになりました。指導してくださった先生方や研究者たちとの出会いも大きかったと思います。