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Graduate School of Letters

文学研究科

研究科長メッセージ

探究と発見、討議と発信の場としての研究科

文学研究科長

1639(寛永16)年に西本願寺学寮として創立され、385年以上にわたる伝統を受け継いできた龍谷大学において、大学院文学研究科は1953年に開設され、70有余年の歴史のなかで、京都における人文学研究の一拠点として、実績を積み重ねてきました。
現在、文学研究科は、真宗学・仏教学・哲学・教育学・日本史学・東洋史学・日本語日本文学・英語英米文学の8専攻で構成されており、それぞれの学問分野において充実した研究活動がすすめられています。

 

真宗・仏教の原典や文学作品、古文書・古記録などの歴史資料など、「文字」や「ことば」で表現されたものから、美術作品や建築・考古資料といった「形あるもの」、さらには「ことば」や「形」に込められた人びとの祈り・願い・思いといった「形のないもの」にいたるまで、本研究科では多種多様な研究対象について深く探究と議論を重ねて、その成果をグローバルに発信しています。

 文学研究科での研究活動は、各専攻における大学院生の研究拠点であり、多数の専門文献や機器等を備えた合同研究室と、静謐でありながら充実した情報設備を有する大宮キャンパスの優れた環境、そして1936(昭和11)年に開設され、人文学系を中心に77万余冊の蔵書を備え(2024年3月現在)、数多の貴重書を所蔵する大宮図書館によって支えられています。また2011(平成23)年に開館した龍谷ミュージアムでは、仏教美術を中心に多数の学術資料が保管・展示され、これらは研究対象としても広く活用されています。2016(平成28)年に発足した文学部歴史学科文化遺産学専攻の関連施設には、文化遺産の保存・修復のための最新の機器が備えられており、最新技術による歴史資料の科学的分析が日々進められています。

2024(令和6)年度には、全学的に大学院研究奨励・支援制度が整備され、学会活動や学術調査、論文投稿などに関する充実した支援の仕組みがスタートしました。これにより、院生の皆さんの自発的な研究とその成果の発信を、さらに手厚く支えていくことが可能となりました。

これからも文学研究科は、高い専門性をもって人類の過去と現在を学び、新たな社会に主体的に参画する優れた人材を育成すべく、若き研究者の皆さんに探究と発見、そして開かれた討議と発信の場を提供してまいります。

2025年4月
文学研究科長
山本 浩樹

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