
「史料を読む」という研究の基礎作業に取り組みながら、東洋史学研究の基礎を学ぶ。
中国世界、さらには東部ユーラシア世界という視点から中国史を見直す。
アラビア語の文字と基本的な文法を習得し、アラビア語で書かれた史料を講読する。
近世ペルシア語で書かれた史料を読み、イランの歴史と文化への理解を深める。
坂井 陸さん
歴史学科 東洋史学専攻 3年生(大阪市立東高等学校※ 出身)
※現・大阪府立東高等学校
本ゼミは、東アジア史・中世・近世史をテーマとしており、研究分野は法制・教育・文芸など多岐にわたります。そのなかで研究の主題に選んだのは、南宋臨安の「会子」です。私が抱いていた「現代におけるお金のあり方に関する疑念」を起点に紙幣の歴史を辿り、東洋史学からどのようにアプローチできるか、とても興味深いテーマだと感じました。学修をすすめるなかで、東洋史の膨大な知識に触れ歴史の奥深さに驚愕した経験は、研究活動の原動力になっています。
※過去の卒業論文タイトルより