
「史料を読む」という研究の基礎作業に取り組みながら、東洋史学研究の基礎を学ぶ。
中国世界、さらには東部ユーラシア世界という視点から中国史を見直す。
アラビア語の文字と基本的な文法を習得し、アラビア語で書かれた史料を講読する。
近世ペルシア語で書かれた史料を読み、イランの歴史と文化への理解を深める。
石川 香月さん
歴史学科 東洋史学専攻 3年生(大阪府立泉陽高等学校 出身)
高校で学んだ世界史をきっかけに西アジア史に興味をもち、イスラーム、キリスト教、ユダヤ教が交差した後ウマイヤ朝について研究するようになりました。多様な住民がどのように影響し合い、共存していたのか。書かれている内容を鵜呑みにせず、常に疑問をもちながら、先人による研究の成果や、研究の根拠となる史料を読み進めています。この問題の解明は、異文化共生が課題となっている現代社会にも重要な示唆を与えてくれるのではないでしょうか。
※過去の卒業論文タイトルより