
仏教史を学んでいくうえでの基本的な智識を習得する。
仏画・仏像・寺院建築などの観方について学ぶ。
インドで成立した仏教が中央アジアに展開していく過程を学ぶ。
親鸞から現代に至るまでの浄土真宗の歩みを歴史的に考察する。
中村 海瑠さん
歴史学科 仏教史学専攻 3年生(大阪府立長野高等学校 出身)
本ゼミのテーマは、近代における仏教の歴史です。自国だけでなく諸外国との関係や内実にも着目する必要があるため、歴史をより多面的に考える力が培われます。植民地時代の朝鮮と日本の僧侶の関係を研究するなかで当時の日記や寺院の記録を見ると、現地の人々すべてが日本に悪感情を抱いていたわけではないとわかります。多面的な視点に立つからこそ歴史への理解が深まるのだと知り、これまで私が抱いていた歴史観が変わることにおもしろみを感じました。
※過去の卒業論文タイトルより