- 教員氏名
- 藤丸 要 教授
- 専門分野
- 日本仏教思想・華厳思想
日本仏教思想、華厳思想を研究テーマにしています。中でも、院政期から鎌倉期を中心とした華厳思想を再検討し、また奈良時代以来の日本における華厳思想を、日本仏教や東アジアの仏教の中でどのように位置づけるかを考えています。
様々な個性あふれる人たちによって承け継がれてきた仏教の思想が、特定の個人の中でどのように咀嚼され明らかにされていったのかを考究することは、意外な発見もあって興味を引きます。また、そういった人たちの人間関係を探っていくのも、面白いものです。
日本語にもなっている重々無尽の用語で知られるのが、華厳の法界縁起思想です。この思想が宗派を超えて、実に多方面へ影響を及ぼしていることを知り、その構造を可能な限り解明したいと思ったのが、専門分野として選んだ理由です。