- 教員氏名
- 生駒 幸子 教授
- 専門分野
- 幼児教育学、児童文化研究
保育・幼児教育において子どもの感性や言葉を豊かに育む児童文化財、絵本の研究を専門としています。アジア太平洋戦争の戦時期、そして戦後の日本絵本史を研究していますが、特に海外絵本の翻訳について調査しています。
絵本は明るくて楽しいものというイメージが強いと思いますが、絵本出版の歴史を紐解いてみると、戦時期は子どもに戦意高揚を啓蒙するため、また戦後は民主主義を教えるためのツールとして活用されていました。社会、文化、歴史のドキュメントである絵本を読み解くことで、その時代の様相が見えてくるというおもしろさがあります。
絵本が好きだからというシンプルな理由から研究の道に進みましたが、絵本では文字(詞)だけでなく、絵も多くのことを「語る」ことを知って、ますます楽しくなっています。「子どもの本は世界の架け橋」(イエラ・レップマン)という言葉があるのですが、文化や言葉の違いを超えて、絵本は人と人がつながる手がかりとなるのではないかと思っています。