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Faculty of Letters

文学部

岩田 朋子

岩田 朋子
教員氏名
岩田 朋子 教授
専門分野
仏教文化学、インド仏教学、律文献、仏教説話、仏伝図、羅漢図

研究内容を教えてください。

これまで、龍谷大学の博物館「龍谷ミュージアム」の学芸員として活動していました。特別展や企画展を企画して開催するなかで、学外・学内の多くの方々にご協力をいただきました(引き続き、お世話になっています)。また、関係者と連携して、館蔵品や大学図書館の収蔵作品を中心とした研究成果を公開してきました。もともと、仏教僧の生活規則の集成(律蔵)を中心に勉強していましたから、仏伝図や羅漢図などに表されている場面を、仏教経典に基づいて読み解いていく研究も進めています。

専門分野のおもしろさは何ですか。

律蔵には、出家者たちが最初から聖者ではなく、失敗しながら成長していく過程や、失敗する度にその解決方法を模索していく様子が、仏教経典のなかでも比較的多く伝わっています。また、出家者の衣食住だけでなく、在家信者との交流に関わる描写も含まれていて、そこには、仏教の多様な世界観が広がっています。そのことを現代に伝わる仏教美術作品から読み解くことや、それらがどのような意図をもって制作されたのか、という先人たちの思いを知ることもおもしろさのひとつです。

なぜその分野を専門として選ばれましたか。

恥ずかしながら、幼い頃に目にした「暗い、怖い」と思った某洞窟の写真を、大学生になり図録で見て「洞窟寺院だった」と知ったことがきっかけでしょうか。その時は、先入観がありましたから「木材で建てたら簡単?なぜ洞窟?」という具合に、疑問は深まるばかりでした。分からないながらも、文献を読んだり調べたりすれば、答えらしきことには近づきますが、知らないことも増えていきました。お寺という場所には、思想を伝える人、それを受け取る人、思想を伝えるモノや事柄、それらの歴史や文化といった多様な要素があります。それらを少しずつ紐解いていくことで、自分の先入観をなくしていく作業が続いているのだと思います。

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