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Faculty of Letters

文学部

三宅 一平

三宅 一平
教員氏名
三宅 一平 講師
専門分野
アメリカ文学・文化

研究内容を教えてください。

カート・ヴォネガット作品を中心に、第二次世界大戦以降のアメリカ文学を研究しています。特に小説の構造そのものに注目しながら、いかに世界を言語的に組み上げるか、そしてそうして組み上げられた世界が現実のものとどう違い、どう同じなのかを考えています。また、しばしばヒューマニストと呼ばれるヴォネガットが、どのように人間を見ていたのか、人間に何を期待していたのかに常に思いを馳せるようにしています。

専門分野のおもしろさは何ですか。

ヴォネガットは、小説という芸術形式において読者がパフォーマーになる必要性を説いています。作家の見た世界を個々の読者が自身の中で世界を再構築するそのパフォーマンスそのものが、私には面白くて仕方がありません。ただ小説の物語を楽しむだけではなく、そこから自分の中で新たな世界を作り出すことができる、明確な正解ではなく、こうではないかという解釈を生み出すことができることが、大きな魅力の一つなのではないかと考えています。

なぜその分野を専門として選ばれましたか。

もともとは幼少期に読んだ『ハリー・ポッター』シリーズが、実は日本語で書かれたものではなかった、と気づいたときに翻訳に興味を持ち始めたのがきっかけで、外国語を学ぶべく大学に進学しました。そこで文学研究に出会い、解釈することの楽しさに触れる中で、もとの翻訳への興味が広がって文学そのものへの興味に変わり、今に至ります。ヴォネガットを研究対象に選んだのは、彼がユーモラスに描く現実の不条理に惹かれたからでした。

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