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Faculty of Letters

文学部

中平 了悟

中平 了悟
教員氏名
中平 了悟 教授
専門分野
真宗学(浄土教理史・中国浄土教) 実践真宗学(宗教者の社会活動)

研究内容を教えてください。

大学院から浄土真宗の背景でもある、中国の浄土教思想という分野を研究してきました。近年は、宗教者による社会活動にも関心を向けています。
文献を読み、思想・思想史を研究する「真宗学」という足場を持ちつつ、現代社会と宗教の関わりを考え、宗教者としての実践を考える「実践真宗学」のフィールドにアプローチする。そんなスタイルといえるでしょうか。

専門分野のおもしろさは何ですか。

文献を読み、思想を学ぶことは、身近な「当たり前」を問い直し、全く違った角度から見つめる視点を得ることにつながります。時に自らの人生を問い直し、生きる支えになります。あるいは、それに生きている人や社会が意外なほど身近に、また多くあることを知らされます。(社会の中には非常に多くの信仰や宗教に関わる人・モノ・コトがあります)
学びの中で、自分自身に対しても、社会や環境に対しても、それまでと全く違った見え方が立ち上がってきます。

なぜその分野を専門として選ばれましたか。

もともとは、私が僧侶である(僧侶になる)ということと無関係ではありませんでした。学び、活動を重ねる中で、現代社会の中でも、人々の(そして私自身の)生きる支えとなり、社会の中で果たすべき役割がまだまだあることを知りました。
現在も多くの僧侶・宗教者たちが、この社会のなかでさまざまな課題に向き合い、大・小さまざまな活動を展開しています。宗教の思想と実際の活動を学ぶことは、仏教が現代の社会から求められていること、為すべきことを知る大きな手掛かりとなります。

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