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Faculty of Letters

文学部

斎藤 信行

斎藤 信行
教員氏名
斎藤 信行 講師
専門分野
日本中世仏教史(特に真宗史)

研究内容を教えてください。

日本中世の仏教史、特に真宗史の研究をしています。現在の真宗教団にも大きな影響を及ぼしている、信仰と実践(生き方)を切り離す真宗理解はいかにして形成されたのか。宗主を「生き仏」とする権威主義的な教団はどのような真宗理解によって構築されたのか。こうした問題意識から、「親鸞の真宗が成立させた主体と教団の性格」、「親鸞以後における真宗信仰の変質と教団形態の変容の関係性」をテーマに、親鸞から蓮如までの真宗史の解明を目指しています。

専門分野のおもしろさは何ですか。

仏教の歴史を学ぶと、これまでに仏教をよりどころとしてきた人たちの生き方や価値観に触れることができます。つまり、仏教史学は、わたしたちに今とは異なる生き方・考え方があることを教えてくれます。一生懸命に文献を読み、あれこれと思考することを通して、これまでの仏教者がどのような課題を抱えて、いかに生きたのかを学ぶことは、たいへん意義深いです。仏教の歴史を学ぶことのおもしろさは、自分が今、どう生きるかという問題と無関係ではないところにあります。

なぜその分野を専門として選ばれましたか。

歴史を学ぶのは、現在に関心があるからです。歴史学とは、過去を知ることを通して現在を相対化し、未来へ向かっていかに生きていくかを考える学問だといえます。私の場合、現在の日本の仏教に対する違和感が歴史へ向かうきっかけでした。日本には寺院も僧侶も多いのですが、何をしているのかよくわからない。わかるのは葬儀や法事くらいです。しかし、仏教・真宗にはもっと積極的な意義があるのではないか。そう考えたとき、そもそも真宗を成立させた親鸞はどうだったのかということに関心が向かいました。そして親鸞を多少知った後は、親鸞以後の真宗の変容という問題に気づき、真宗史の研究をするようになりました。

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