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Faculty of Letters

文学部

富澤 萌未

教員氏名
富澤 萌未 講師
専門分野
日本古典文学

研究内容を教えてください。

専門は平安時代の物語文学です。特に、『うつほ物語』を中心に、その前後の物語を研究しています。物語の中で子どもが果たしている役割や、登場人物の動作から彼らの人間関係を読み解いています。登場人物を喩えることば(「鶴」など)に注目し、なぜそのように喩えられるのか、その意味についても考えています。さらに、物語で使われていることばが、読者の感じ方や読み方にどのように働きかけているのかにも関心をもっています。

専門分野のおもしろさは何ですか。

平安時代の物語を読むと、現代の感覚では共感しにくいと感じる場面もあります。しかし、当時のことばや価値観、制度を手がかりに考えていくと、物語の見え方が大きく変わってきます。時代の距離があるからこそ、登場人物の言動や物語内での出来事を冷静に捉えることができ、現在自分が直面している問題を見つめ直すこともできます。一方で、現代にも通じる感情に出会えることもあります。ことばを丹念に辿りながら、そうした発見をすることに魅力を感じています。

なぜその分野を専門として選ばれましたか。

小学校の時に『源氏物語』を漫画化した『あさきゆめみし』を読んだことをきっかけに、原文を読んでみたいと思うようになりました。その後、小学館の古典セレクションを地元の図書館で借り、小・中学校の頃は現代語訳と照らし合わせながら読み進めていましたが、当時は原文を理解することはできず、内容のみ楽しんでいました。高校に入って文法を学んだことで、原文を少しでも読めるようになり、内容を追うだけでなく、古典を読むこと自体の面白さに気づきました。大学では、本文の解釈を深めるなかで、徹底的な調査や他の分野も含めた研究成果、日々過ごしている自分の経験によって読み方が変化する点に大きな魅力を感じ、この分野に進みました。

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