文学部には15種類の資格取得のための課程があります。4年間で資格を取得するためには、卒業後のビジョンに応じた資格を適切に選択し、綿密な履修計画を立てることが大切です。また、強い意志で履修に臨む学生に向けた支援制度も整えています。
博物館における資料の収集・保管・展示および調査研究、またこれらに関連する事業についての専門的事項に従事するのが学芸員です。博物館とは、博物館・美術館・資料館などのほか、天文館・科学館・水族館などを含むもので、図書館や公民館と同様に重要な社会教育施設です。
教員免許状の取得をめざす学生を対象とした課程です。教科などに関する専門知識はもちろん、広く豊かな教養、人間の成長・発達への深い理解、生徒に対する教育的愛情、教育者としての使命感を基盤とした実践的な指導力を養成します。各キャンパスには「教職センター」を設け、教員免許状取得・採用試験などに向けて学生を指導、サポートしています。
司書教諭とは小学校・中学校・高校の図書館で専門的職務に就く教員のことを指します。生徒に対して図書館利用に関する指導や、深い人間理解に基づいた豊かな読書指導を行うことはもちろん、読書会、研究会、資料展示会を開催することなどを職務としています。司書教諭の資格を取得するには、卒業に必要な科目に加え、指定科目の単位の修得、かつ教員免許状を取得することが必要です。
図書館司書とは公共図書館などで資料の選択、収集、整理(分類、目録作成)、情報サービスを行う専門の職員です。時代の国際化・情報化により、図書館資料だけでなく情報メディアの収集・管理、情報検索などについての活用能力も求められています。指定科目の単位を修得し卒業することで、図書館司書の資格が取得できます。