哲学の多様な諸問題について、自分自身で考察する力を養う。
倫理学の重要な諸問題を取り上げ、さまざまな角度から理論的に考察する。
社会思想史を、時代背景と政治史との連関のなかで理解することをめざす。
美と藝術をめぐる思想を考察し、その思想を現代において深める機会を提供する。
寺西 響流さん
哲学科 哲学専攻 3年生(大阪府 清風高等学校 出身)
2 年次のゼミで読んだカントの「啓蒙とは何か」、「世界公民的見地における一般史の構想」の 2 冊が、私のカント研究意欲に火をつけました。3 年次には、さらに精密なテキストの読み方や問題意識の持ち方を教わったことで、卒業論文のテーマ選びでも一つのことばに着目して研究方針を立てることができました。当初は人間学をテーマにするつもりでしたが、学びを深めるなかで歴史哲学に強い興味を覚えたため路線を変更し、カントの歴史認識に迫ってみたいと考えています。